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【裁判沙汰】ビフォーアフター○○○○万円かけた家が「大失敗」で崩壊!大炎上!!


「大改造!!劇的ビフォーアフター」は、2002年にレギュラー放送を開始しました。番組開始以降、テレビ朝日の人気番組となりました。しかし、2006年から約3年間はレギュラー放送をお休みしていました。この休止期間には、特別番組として不定期放送をしていました。2009年4月26日からは、再度、レギュラー放送が開始されましたが、2016年11月27日を最後に2度目のレギュラー放送終了となっています。現在は、再び特別番組として不定期に放送されています。この人気番組で、ある大失敗があったそうなのです。

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朝日放送

問題発生

この番組では、人気司会者の所ジョージさんが番組をもり立てています。一般視聴者の依頼で、匠と呼ばれる建築士や大工が家や庭を、リフォームしていく様子は、見るものを引き込む要素がありました。高い視聴率を誇る人気番組企画だったのですが、匠と称する建築家・リフォーム業者さんが、全て問題のない結果を出しているわけではありませんでした。全てが依頼者の満足行く結果では無かったのです。今回は、依頼者が実名で抗議し裁判まで起こした例をご紹介します。point 274 | 1

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2009年11月1日に放送された「アキレス腱を切る家」という回。中野区でラーメン店・経営者の中薗尚秋さんが依頼者でした。中薗尚秋さんは2100万円の費用をかけたにも関わらず「ビフォーアフターに依頼し欠陥住宅にされた。」「絶対に許せない」と、週刊誌に告発し事件に発展したのです。

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失敗の実例

中薗尚秋さんの依頼は、築48年の中古住宅です。10年前に購入されたのですが、2軒をつなぎ合わせるように増築した、元々が改造住宅だったのです。その中古住宅には、70センチという大きな段差があり、非常に危険な状態でお暮らしになっていたのです。

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中薗尚秋さんの告白では、70センチの段差がそのまま残っているというのです。しかも、外壁の色が違ってしまったし、2階の部屋は狭く暗くなり、1階は以前より寒くなってしまったとのこと。ビフォーアフターで、住めない家になってしまったという訴えでした。

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lemon

これについて欠陥住宅に詳しい日本建築検査研究所の岩山健一さんは、この中薗尚秋さんの住宅を調査した結果「リフォーム以前の建物より、品質が悪くなっているという点。基礎、耐力壁、断熱、防火など、あらゆる箇所で瑕疵が見受けられます。」との結果を報告しました。point 235 | 1

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通常この様な、住宅のリフォーム・改造においては、入念な打ち合わせが必要なのは言うまでもありません。しかし、このビフォーアフターで、重大な欠陥が生じてしまったのです。これは中薗尚秋さんでなくても、納得できないでしょう。リフォーム施工前の打ち合わせにおいては手書きの見取り図など、たったの2枚だけだったとか。そして、作業明細もなく、匠とは、完成までに2回しか会っていないとの告発です。ビフォーアフターは他にも、リフォーム後にトラブルが生じています。テレビの企画に騙されて、安易に匠に依頼してしまうのは大きな落とし穴だったようです。point 263 | 1

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アイプロ株式会社

業者の良し悪し

一言で「匠」と言っても、様々な業者がいます。ネット上では「施工する業者に、当たり外れがあるって話だよ。」「テレビ番組だから許されると、安易に工事してるんじゃないか。」「2100万払って、こんなリフォーム結果なら、不満が募ったんだろう」と色々な意見が上がっています。

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これは「大改造!!劇的ビフォーアフター」で依頼者が訴訟を起こしたわけですが、不完全なリフォーム結果に憤りを感じてのこの行動は致し方ないでしょう。しかも決して安くはない額が動いているのです。テレビ局は、充分な調査をして放送した責任を果たさないといけないと思います。

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