ロックミュージシャンも圧倒されるほど、過激なパフォーマンスで人気を博しているアイドルユニット「絶叫する60度」のメンバー・もんてろさんが、6月18日に公式Twitterで“授かり婚”を発表しました。しかし、アイドルとして活動していることもあり、バンドメンバーとの結婚の報告には、スタッフの憤りを感じている文面がつづられていて、ネット上から批判の声が集まっています。
「絶叫する60度」は魁(KAI)さん、もんてろさんの2人からなるアイドルユニットで、テンションが上がってしまうとメインボーカルの魁さんは、5メートルメートル上の高台登ってしまったり、たまに高いところから客席に飛び降りたりなどのパンクロックを彷彿とさせるような、過激なステージパフォーマンスがファンを魅了しています。さらに、年間300日以上のライブ本数をこなし、車で生活しながら全国を旅し続けているんだとか。
そんな「絶叫する60度」は、2018年からバンドセットで「絶叫する60度 with Jacky CATS」としてイベントに出演しています。そのJacky CATSのメンバーでベーシストのsyunnさんと、もんてろさんは以前から交際していたそうです。
「絶叫する60度」公式ツイッターは18日、「もんてろについてご報告です」として、「この度、かねてより交際しておりましたvo.
もんてろとJacky CATSのベーシストsyunnが入籍することとなりましたのでご報告させていただきます。またもんてろは現在妊娠しておりますことも併せてご報告させていただきます」と報告。
現在もんてろさんは安定期に入っているものの無理ができる状態ではないため、今後は主治医と相談しながら椅子に座ってのライブを予定している説明しています。また、活動の休止の時期は決まり次第アナウンスされるそうです。
またsyunnさんは今後の活動について、自身のTwitterで「これからしっかり色々と考え進めていこうと思っております。迷惑を掛けてしまったメンバーや関係者とも話し合い、ファンの皆様のご理解を得られるのであれば両バンドとも今後もステージに立ちたいです」と反省の言葉をつづっています。
スタッフは6月上旬にこの件について本人から報告を受けたそうなのですが、もんてろさんは「どのような形になっても絶叫する60度の活動を続けたい」と意思を示しているため、魁さんは「相方はもんてろ以外に考えられないのでこのような事態に憤りを感じつつも起きてしまったことを受け容れ、たとえこの先どのような道になろうともこのチームで絶叫する60度の活動を続けたい」と活動を継続することを決めたとしています。
問題となっているのは、ファンに向けたスタッフのコメントです。「ファンの皆さまからも様々なご意見があると思います。若気の至りと言ってしまえばそれまでですが、皆さまの気持ちは決して穏やかではないと思いますし、活動に支障をきたすような無計画な行為についてはお怒りの方もいらっしゃると思います」「皆さまを裏切るような結果となってしまったことにつきましてチーム全員からお詫び申し上げます」と謝罪。続けて「まだまだこれからであるアーティストとしては失格」「人間誰しも失敗はあります」と謝罪とともに厳しい意見もつづられていました。
この発表文に対してネットからは、「産まれてくる子どもがいるのに“失敗”ってどうなの?」「『失敗』とか『若気の至り』まで言う必要ありますか…?ちょっとキツすぎる」「責任感からこういう文章になったんだろうけど、『失敗』って言葉は悲しすぎる。おめでたいことなのに…」という非難の声が殺到しています。
「アイドルの交際発覚や結婚発表は、少なからずファンから批判が寄せられがち。ましてや今回授かり婚ということで、運営側としてはファンからの批判の気持ちに寄り添った文章をつづったようですが、アイドルとはいえ結婚や妊娠はおめでたいもの。それだけにファンから多くの苦言が集まってしまったようです」(芸能ライター)
運営サイドの不安をよそに、ファンからは歓迎の声やエールが多く集まっています。憤りを感じるスタッフサイドの気持ちもわかりますが、授かった命を蔑視していると受け取られても仕方ないのかもしれません。