SMAPの解散を受け、その国民的アイドルの看板を今や引き継ぐ立場となった人気アイドルグループ、嵐。その中でも、最近ひときわ輝きを増しているのが相葉雅紀さんです。それまでの相葉雅紀さんはどちらかというと個性的なメンバーのなかに埋もれがちでした。嵐のメンバーといえば、リーダーであり釣り好き・マイペースといった個性を持ちながらダンスとボーカルで音楽活動を引っ張る大野さん。
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また抜群のルックスで嵐の顔をして活躍し、CMやドラマなどをフィールドとする松本さん。慶応卒の高学歴でキャスターなどをこなし、父親が高級官僚であることもネタにできる桜井さん。ハリウッドでも高い評価を得て、演技派の俳優業も順調でバラエティでの機転もきく二宮さん。このように、それぞれのキャラに押されてどちらかというと目立たない、「普通の人」であったのが相葉雅紀さんという印象でしょう。それでも、バラエティや動物番組で見せる優しい素顔や性格の良さは裏方のスタッフ受けもよく、じょじょに嵐の中でも確たる人気を確立していきました。 com
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以前からドラマ出演などの仕事もこなしてはいましたが、さほど目立った評価はありませんでした。転機となったのは2009年に初めて主演したテレビドラマであり、やはり主演と言うことで視聴率もろもろの責任を感じ、演技に対しそれまで以上に真剣に向き合うことが出来たそうです。また同じ年に舞台でも初主演を務め、これ以降かなりの割合で舞台への出演が続きます。よく言えば素朴、悪く言えばあまり上手くはないと言われていた相葉雅紀さんの演技はとくにこういった舞台で磨かれることとなり、「バラエティ要員」を脱却しドラマや映画への出演オファーが増えつつあります。 plala. or. jp
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司会業のほうでは、嵐として紅白歌合戦の司会を5回も経験するなどしており、2016年には白組の単独司会をするなどして注目を浴びました。ちなみに、2017年現在で紅白司会の回数は21世紀以降では相葉雅紀さんが最多となっています(グループ司会含む)。このときの司会はアドリブ大目であったためややドタバタした感が否めませんが、懸命に場を作ろうとする姿に魅了されたファンも多かったのではないでしょうか。翌年の2017年には異色ドラマ「貴族探偵」でミステリアスな探偵役を怪演するなど、それまでの好青年役ばかりというイメージからも脱して俳優として脱皮を遂げています。 net
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多才なところを見せつつある相葉雅紀さんですが、自分ではそうは思っていないようです。とある機会に出したコメントにおいては「自分はニノみたいに演技上手くない、リーダーみたいに多才じゃない、翔ちゃんみたいに頭良くない、松潤みたいな格好よさもない、だからせめて皆を信じる事だけは頑張りたい」と述べており、周囲のメンバーの良いところや自分の弱さもきちんと認識して謙虚に努力できる人柄がうかがえます。相葉雅紀さんの実家は知る人ぞ知る高級中華料理店で、相葉さんのご両親もお店で働いているようです。ファンの人が来ると温かく迎えてくれると評判であり、こういった温かい家庭で育った相葉さんの性格がグループの和を保っているのかもしれません。 site
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ちなみにこの中華料理店は嵐メンバーの打ち上げや忘年会等にも使われるそうで、相葉さんが実家に戻ることもあってアルバイトの募集が出ると数百倍の倍率になるんだとか。トップアイドルでありながら庶民的な温かみのある相葉さんを作ったのは、接客業という環境もあったのでしょう。舞台や映画をメインとした演技力、長年のタレント活動で培った機転としゃべりに磨きをかけた相葉雅紀さんはまさにマルチタレント。今後どういったフィールドでその能力を輝かせるのか、ファンならずとも注目したいところです。 pinterest. com