ようやく本格的な夏に突入しようとしています。
最近では、小さな子供も楽しめる幼児プールや遊園地併設のプールスポットなど、家族で楽しめるプールスポットがたくさんありますよね。みなさんも夏休みを目前に、家族旅行でウォーターパークに行くこともあるかと思います。
ウォーターパークは楽しいというイメージは当然ありますが、世界では予期せぬ水の事故も起こっています。
最近、ウォーターパークでアトラクションに乗るときは、細かい部分にも注意が必要だと思わされる事件が起こり、市民に衝撃をもたらしています。
英国の日刊ドソンでは、ウォータースライダーに乗っている最中、水圧があまりにも強すぎたため、子宮からの不正出血にとって病院に救急搬送されたという女性のニュースを報道しました。
事件現場となったのは、スペイン「アクアランドウォーターパーク」という国内でも有名なところでした。
事件当時、家族と一緒に夏休みの休暇を楽しみに、ウォーターパークに訪れた25歳の女性、トニーさん（Tony Steedman）は、ここに来たら一度は乗ってみたいと思っていたウォータースライダーに挑戦しました。
いざウォータースライダーの前に立つと、想像をはるかに超えるくらいの急斜面になっていたため、滑れるかどうか心配になったといいます。
しかし、トニーさんは「せっかくここまで来たんだから、やるしかないよね」と家族らに言って、ウォータースライダーに挑むことにしました。
楽しみにしていたトニーさんは、勢いよくウォータースライダーを滑りました。
しかし、予想外なことが起こってしまいます。
ウォータースライダーに乗ってほぼ垂直に落下していったトニーさんでしたが、突然、太ももの内側のほうから焼けるような痛みが走ったといいます。
このウォータースライダーの水圧があまりにも強すぎるんじゃないかと思っていたトニーさんでしたが、ウォータースライダーを滑り終えると、周囲の人々からの視線を感じたといいます。
その後、トニーさんの足元に何かポタポタと流れ落ちるような感覚が走り、足元を見てみると血の海になっていたといい、下半身から出血していたことが確認できたといいます。
現地の警察による調査の結果、トニーさんは、ウォータースライダーを乗っている途中に、スライダーの水圧が強すぎたせいで水着を破損させ、その部分から水が逆流するように膣を通して子宮に流れこみ、この衝撃で子宮から不正出血が起こったと話します。
しかもその出血量は想像をはるかに超える量だったといい、出血量はなんと2.8Lに達していたそうです。
トニーさんはそのまま病院に搬送され、搬送先の病院で緊急輸血で一命を取り戻しました。
トニーさんはこの事故について以下のようにコメントを発表。
「水のアトラクションに乗った際、足をクロスさせながら滑るようにという安全確認や注意などはなかった。」、「きちんと安全上の注意をしなければ、大変な事故になってしまう。」と怒りをぶつけました。
過去にも、英国出身の男性は、ウォータースライダーに乗って降りてくる際、水面に頭を勢いよくぶつけてしまい、下半身麻痺になってしまったという事故もありました。
安全性の問題が後を絶たないので、皆さんもこの夏ウォーターパークのアトラクションに乗る際は、注意を心がけたほうがいいでしょう。