生カキを食べた50代の女性が敗血症に感染して帰らぬ人となった事件が起きました。
死者はアメリカのルイジアナ州出身の55歳の女性ジャネッテ・レブランク（Jeanette Leblanc）です。彼女は友達と一緒に約20個の生カキを食べた直後に皮膚にアレルギー反応が起きたそうです。
たった二日後、健康状態が急速に悪化しました。すねの部分の皮膚は壊死までに至り、担当医師は彼女が「ビブリオ属菌敗血症」に感染したと診断しました。
この場合の「ビブリオ属菌敗血症」は腐敗した魚介類を生で食べると起きる病気ですが、ビブリオに感染っされた海水が傷口に触れた場合も発生するそうです。致死率はなんと50％に達することが分かりました。
ジャネッテは発症後、21日間病魔と戦ったが、結局はなくなりました。
彼女の遺族は「生カキに危険性があることは知らなかった」、「もし知っていたら、彼女もカキを食べなかったのだろう」と切なさを見せました。