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独特な世界観が人気!園子温監督のおすすめ映画は?


日本の映画監督の中には世界から日本国内は勿論のこと、世界から高い評価を得ている監督もいます。そのひとりが園子温監督です。園子温監督作品の特徴としては、バイオレンスやエロス、嫉妬や歪んだ愛などと言った、普段は蓋の下に隠されているような生々しい人間の本質が遠慮なく描かれていること、そして登場人物たちが強烈なエネルギーを持っており、そのエネルギーが画面を突き破らんばかりに、見る者の心を強く揺さぶることなどが挙げられます。数多くの作品を手掛けている園子温監督ですが、ここでは特におすすめの作品をいくつか紹介していきます。


写真:雑誌 【magabon】

 

「冷たい熱帯魚」


写真:Yahoo!映画

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まずは「冷たい熱帯魚」です。園子温監督の名前をこの作品で知ったと言う人も多いかと思われる、氏の名を世に知らしめた作品のひとつです。これは1993年に埼玉県で起きた実際の事件をベースにしており、ある極悪非道な男と交流を持ってしまったが故に、犯罪に巻き込まれて行ってしまう男の姿を描いています。極悪非道な男を演じたでんでんの怪演、その男の犯罪に巻き込まれていってしまう男を演じた吹越満の悲壮感漂う演技は勿論のこと、実話がベースと言うことで、見る者の心を直接、掴み、揺さぶるような緊迫感あふれるストーリーがたまらない作品となっています。point 265 | 1

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写真:Gooブログ

そして、ブラックジョークの極み、暴力と血が画面を染めるラストは、まさしく園子温監督の才能がさく裂していると言うことができます。その次に発表された「恋の罪」も、同じように実際に起きたある事件がベースとなっています。性に強く支配され、それ故、人生を転落していく女性たちの姿が、ミステリアスに、生々しく描かれています。

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「愛のむきだし」


写真:Rooftop

それから「愛のむきだし」です。「冷たい熱帯魚」の前に発表されたこの作品は、映画ファンの間で非常に高い評価を得、映画界に園子温監督の名を轟かせた作品です。出演しているのは、今や演技派女優としてドラマ、映画に引っ張りだこの満島ひかりさんと、AAAの一員としても活躍している西島隆弘さんで、2人はこの作品で様々な賞を受賞しています。

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写真:blogs.yahoo.co.jp

親から、ろくに愛された経験を持たない主人公たちが、その愛の欠落を埋めるために宗教や暴力行為、変態行為にひた走る姿を描いたこの作品は、3時間57分にもわたる一大長編映画です。それにもかかわらず、時間を感じさせない仕上がりになっているところに、園子温監督の才能が発揮されています。

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「希望の国」


写真:Yahoo!映画

そして「希望の国」です。この作品では原発事故、放射線と言った題材が扱われており、2011年に起きた東日本大震災、その際に発生した原発事故とのかかわりを強く感じさせる作品となっています。映画が現実の出来事に対してできることは何か、それに対する園子温監督なりの答えがこの作品であると言うこともできます。

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