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10代の少年が失明 原因は偏食?!毎日パンやポテトだけを食べていた?


「小学生の頃から偏った食事をとっていた少年が、それが原因で失明した」という症例をイギリスのブリストル大学の研究チームが発表しました。

偏った食事は体にどのような影響を与えるのでしょうか?

 

フライドポテトやパンばかり

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少年は小学生の頃からフライドポテトや白パンばかり食べ続けていました。

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少年は、

「小学生の時からフライドポテトと、プリングルスのポテトチップス、白パン、ハム、ソーセージしか食べていなかった。」

と話しています。

 

この極端な偏食が失明してしまった原因だとして、偏った食生活に警鐘を鳴らしています。

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途中で改善することはできるのか?

栄養不足によって現れる症状は、早期であれば回復することは可能です。

しかし何もしなければ、失明につながります。

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少年は14歳の時に疲労感を訴え、医師の診察を受診していました。

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診察の結果、ビタミン不足と貧血の症状であることが判明し、医師はビタミンを投与し、食生活についてアドバイスをしました。

その1年後には、聴覚障害や視覚障害の兆候が表れましたが、医師にも原因がわかりませんでした。

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視覚障害は悪化を続け、17歳までには失明状態になりました。医師は、ビタミンの欠如と銅、セレンの不足、亜鉛の過剰摂取、骨密度の低下を診断しました。

しかしこの時点ですでに、視覚障害は回復不可能な状態に入っていました。

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先進国では異例の症状

そもそも栄養不足による症状は、途上国の紛争や貧困、干ばつなどが原因となって起こることが多いといいます。しかし、先進国では偏った食生活による視神経症の症例は極めて異例だといいます。

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CNN

 

今回では偏った食生活とミネラルが不足していたことによる症例だと指摘されています。

 

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近年増えている偏食

近年はジャンクフードに偏った食事や、ヴィーガン食(完全菜食主義者)などで欠如症になる人が増加傾向にあります。

研究チームはそういった食事には必ずビタミンB12のサプリメントを服用するように促しました。

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また、ハウス食品の調べによると日本では今8割以上の子供が「新型栄養失調」のリスクがあるとされています。

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栄養バランスは大人が自ら管理することももちろん大事ですが、自ら管理することのできない子供の食事については、より注意して栄養管理する必要があります。

 

とはいえ、共働きや核家族化などで栄養管理が難しくなっているのも現状です。

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