残念ながら全国で子どもへの虐待が無くなるどころか増えつつあります。そんな中、8月20日に北海道で10歳未満の娘に押し倒すなどの暴行を加え母親が逮捕されました。その後の調べにより、母親は某団体の臨時職員であったことが判明し、ネット上で衝撃の声が相次いでいます。
娘に暴行し母親が逮捕される
北海道警は、8月20日、渡島総合振興局管内に住む20代の臨時職員の女を暴行の疑いで逮捕しました。容疑は8月11日午前10時30分頃、札幌市中央区のコンビニエンスストア駐車場で、10歳未満の娘に押し倒すなどの暴行を加えたとされています。翌日、目撃したコンビニの店員からの通報で事件が発覚し、防犯カメラなどを調べる中で母親が疑われることに。
札幌中央署によると、母親は娘の兄と知人女性の4人で、10日から1泊2日で札幌に旅行に来ていました。そして当日の朝、宿泊していたホテルで娘が兄にはさみを投げたのに謝らなかったことに腹を立てたといい、女は駐車場で娘の頭を叩いたほか、地面に2回ほど押し倒すなどの暴行を加えました。
その正体は〇〇の臨時職員だった?
調べに対し母親は「転ばせたことは覚えているが、頭を叩いたことは覚えていない」と容疑を一部否認しているそうです。同署は、日常的に暴力をふるっていた、いわゆる虐待の可能性も含め、慎重に調べています。
なお、後の調べにより、母親は函館市の子ども未来部で臨時職員として勤務していたことが判明したそうです。函館市の子供未来部は、関係部局から業務を集約して再編後、2012年に新設されました。函館のすべての児童の育ちを総合的に支援するため、妊娠から出産、乳幼児から青少年に至るまで子供の健康・生活・就園就学の支援など育成や環境整備を行う団体なのですが、子供たちを守るための部署であるにも関わらず、自分の子どもにはこれを実践できなかったと思うと非常に残念でなりませんね。