もし自身の家族が突然行方不明になり、数日後に腐乱遺体となって見つかったら?さらにその遺体を目の当たりにしたらそのショックは計り知れないものでしょう。そんな中、とある男性が恋人の自宅で腐乱遺体で見つかり、遺族がPTSDにかかってしまったニュースが衝撃を呼んでいます。
突然行方をくらました男性
それはアイルランドでの出来事。北アイルランドで暮らしていた40歳の男性は、14歳年上のパートナーとアパートで同居生活を送っていました。しかし2018年11月に男性と突然連絡が取れなくなったといい、心配した家族がパートナーに「息子はどうしているのか」と聞いたところ、男性は今「体調が悪い」との一点張りだったようです。
恋人の自宅から異臭騒ぎが…
さすがにおかしいと思った男性の家族はパートナーのアパートを訪問。「やめて」という女の制止を振り切り男性の部屋に突入したところ、変わり果てた男性の遺体が転がっていました。女のアパートからは異臭が漂っており、それ以前にも昨年11月にアパートを訪れた人物も、異様な臭いが立ち込めていることに気付いていたといいます。ちなみに、パートナーはその異臭をアロマキャンドルでごまかしていたとのこと。
あまりのショックで遺族がひどいPTSDに?
アロマキャンドルだけではその臭いをごまかすことができず、死後数週は経過していたとみられる男性の遺体は到底見られる状況ではなかったといいます。第一発見者の家族はそのショックからPTSDを発症してしまったといいます。当局はパートナーを殺人容疑で逮捕したものの、男性の死因は薬の過剰摂取であった可能性が高いということが判明したそうです。これにより、パートナーは殺人容疑は免れたものの、遺体を放置した容疑でり懲役2年の実刑判決を言い渡されました。
パートナーは約1年間判決を待っていたことから残る服役期間は約1年。一緒に住んでいたアパートで男性が薬の過剰摂取で亡くなったわけですから、パートナーもある意味被害者だったのでしょう。実際にパートナーも精神のバランスを崩してしまい、男性の死を受け入れられなかった可能性があります。しかし、それ以上に男性の腐乱遺体を見た家族のショックはそれを上回るものであったようです。
まとめ
このように、もし自身の家族の誰かがとある日連絡が取れなくなり、腐乱遺体として帰ってきたら…誰もが想像したくないと思うのですが、日本でも核家族化が進んでいますので、普段一緒に住んでおらず、家族と連絡が疎遠だという方は、このような事態も無きにしもあらずですので、定期的に連絡は取っておくべきなのかもしれませんね。