鼻を失って落胆していた患者に医療スタッフは、画期的な方法を提示しました。
アメリカのメディアのアイビータイムズは、中国福建省（Fujian）出身の男性シャオレン（Xiaolian、当時22歳）が額に鼻を生やすことになった事情を伝えました。
シャオリレンは2012年8月に交通事故に遭って鼻を失いました。再建手術を受けなければならいが、高価な費用に経済的な余裕がないため、治療を先送りするしかなかったのです。
しかし、いざシャオレンが手術費を貯めた時は、すでに鼻の軟骨がほとんどなくなって、手術が不可能な状態でした。
生涯、鼻なしで人生を過ごす危機に瀕したシャオリレンは大きく落胆しました。そんな彼の事情を聞いた福建医科大学病院の外科医療チームは彼に「鼻培養」を提案しました。
医療スタッフが提示した方法はこちらです。まず、シャオレンのカルビ軟骨で人工鼻を作った後、これを患者の額に貼って9ヶ月間培養することでした。
培養をするのに額を選んだ理由は、鼻と額の構造と質感が似ていて、培養しやすい環境だと医療スタッフが説明しました。
その鼻がしっかりとした形に整えれば、額から削除した後に元の位置に移植する計画です。
シャオレンは培養に同意して、額に鼻の穴が空中に向かった鼻を育てることにしました。
額から鼻が生えているシャオレンの写真が公開されて、人々は関心を見せました。
シャオレンは「9ヶ月間、額に鼻を生やすことは鼻なしで生きるよりは良いと判断した」、「治療を受けているだけなのに、人々がこのように関心を示すとは知らなかった」と述べました。
一方、現在は手術成功が成功したかどうかなどシャオレンの状態については知られていない状況です。