将来を嘱望されていた子どもが突然失踪し、冷たくなって戻ってきたら…と考えると実に胸が痛くなる話ですが、最近になり16歳の少女が同級生に性的暴行をされては殺害され、裁判にて無期懲役を言い渡された犯人の同級生に対し少女の母親が激怒、死刑を訴えています。
将来を嘱望された16歳の少女が突如行方をくらます
それは中国での出来事。2016年に起こった女子学生の事件の裁判が今年に入り再び注目を集めています。女子学生は秀でた英語の実力で北京にあるインターナショナルスクールに合格。両親はそんな娘が自慢の存在だったのですが、寮生活をしていた娘がとある日、学校側から「門限を過ぎても戻ってこない」と連絡が。
普段から真面目であった女子学生であっただけに「娘に何かあったのでは…」と直感した両親は必死に娘を探すも、すぐには見つけることができませんでした。女子学生が見つかったのはその2日後。教室で痣だらけの状態で亡くなっており、その原因は首を圧迫されたことによる窒息死でした。
少女の母親「死刑を望みます」
その後、犯人は同じ学校に通う男子学生であることが判明。教室で女子学生を暴行しては、この事実が周りに知られるのを恐れたことで首を絞めたとのこと。しかし、男子学生は裁判にて「同意の上だった」とし、口論となりカッとなったと供述したといいます。さらに、男子学生が当時、証拠を隠滅しようとしていた形跡がみられたことから女子学生の遺族は激怒。
男子学生は刑を軽くするべく、大手企業の経営者である両親を巻き込んでは証拠隠滅を図ったとのことですが、女子学生の母親は「死刑にしてほしい」と切実に訴えかけています。2017年に行われた裁判にて無期懲役を宣告された男子学生。今年に入り控訴審が行われるとのことですが、遺族は男子学生に死刑を宣告されるまでとことん戦う姿勢を見せています。
まとめ
このように、将来を嘱望されていた何の罪もない少女がこのような形で命を奪われ、遺族の悲しみと怒りは想像を絶するものであると察することができますが、権力者である両親にもみ消しをお願いしていた男子学生は本当に理解に苦しみますね。遺族の望む処罰が下されることを願うばかりです。