人気ラーメン店で「子連れお断り」と言われてしまった男性が、弁護士ドットコムに相談を寄せ、その回答にも注目が集まりました。近年、人気ラーメン店では並んで待つほど人も多く、回転率が命のため子どもづれのお客様をお断りするお店が多いそうです。
相談内容は、家族で人気ラーメン店に並び、いざ入店しようとした時に、店員さんに「うち、子ども連れはお断りしているんです」と言われたそうで、 その場はしょうがなく去ったものの、グルメサイトなどでもそういった注意書きがなく、納得できなかったため、あとから電話で理由を聞いたそうで、理由として狭い店内なので席がばらける可能性があること、他のお客さんもいること、ゆっくりできないことなどと説明されたそうです。 このような店側の対応に法的な問題はないのでしょうかということでした。
弁護士さんの回答では、利用に条件をつけても法的には問題ない 結論から言うと、この場合店の対応に法的な問題はないといいます。 飲食店での食事は、法的には商品食事の売買契約またはサービス供給契約、あるいはこれらの複合的なものと理解されますので、 契約一般の原則では、契約当事者は自由に契約の相手を選ぶことができ、契約の申し込みがあっても拒絶することもできるそうです。
ただし、人種や性別など、社会的に差別が許されないと認識されている事由で顧客を選別する行為は合理的理由のない限り違法となる場合もあるそうですが、「子ども連れ」という理由はいまのところ合理的理由のない差別にはならないそうです。
利用に条件を付ける場合、あらかじめその旨をホームページや店頭の張り紙などで利用を検討している人にわかるようにしておくことが丁寧ですが、このような告知をしていないからといって違法となるわけでもないと言います。
その立場になった場合は確かに納得はできないかもしれませんね。皆さんはどう思いますか?皆さんの体験や意見をコメント欄でぜひ教えてください。
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