日本ではウィル・スミスさんを擁護する声が多い一方で、アメリカではウィルさんに対する批判の声が圧倒的に多いようです。
暴力をふるったウィルさんを会場から追い出さず、主演男優賞受賞者として舞台に上がることを許し、その上スピーチ時間までも与えた主催者への非難の声も多く上がっているようです。日本では、他人の外見をジョークのネタにしたクリスさんへの怒りが強い中、アメリカではそこへの怒りは薄いようです。アメリカでは、クリスさんへの支持する声が多く、この出来事があった後にはクリスさんのショーのチケットの値段も高騰したとのことです。
なぜアメリカではクリスさん支持するのでしょうか?クリスさんが言ったジョークは、悪趣味かもしれないですが、強者が弱者を笑うものではないからです。もしクリスさんが白人だった場合、大バッシングを受け、仕事からも干されることになったことでしょう。アメリカで、黒人が白人をからかうジョークは問題になりませんが、その逆は絶対にNGとのこと。
今回、クリスさんが発したジョークの場合は、”黒人が黒人”をネタにしたものになり、スミス夫妻はトップクラスの夫婦で、ハリウッドではクリスさんよりも立場が上になります。そして、多くの人と同様、クリスさんもジェイダ・ピンケット・スミスさんが脱毛症であることを知らなかったそうです。
ウィルさんも、今回の発言に腹が立ったとしても堪えて、個人的にクリスさんに文句を言うべきだったのでしょう。しかし、ウィルさんは、暴〇というう、原始的かつ野蛮な行動に出てしまったために、アメリカでは非難の声が多いようです。
そして、黒人たちが最も嫌うのが、映画などに出てくる“怒りっぽい黒人”の描写だそうです。それを、ウィルさんはリアルでしてしまい、余計に国民から呆れられてしまったようです。
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