ウイグル自治区への人権侵害問題がありながらも、メディアが嬉々として報じて華やかに幕を閉じた北京冬季オリンピック。日本国内でも多くの選手関係者がその片棒を担いでしまったが、意外なほど表に出てこなかった人物がいました。それが、2010年のバンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得した元スケート選手・浅田真央さんです。
あるスポーツ関係者は、「もはや毎回の恒例ですが、オリンピック番組にはかつて人気を博した選手やメダリストがレポーター・解説役として登場し、噛み砕いた競技の魅力をお茶の間に伝えます。今大会では、日本テレビ系に荒川静香、テレビ朝日系に織田信成、フジテレビ系の葛西紀明など、かつての冬季五輪の人気選手がこぞってコメンテーターやサポーターを務めました。ワリエワ選手のドーピング問題では、村主章枝も『サンデー・ジャポン』でコメントしていましたね」と話します。
ここで起用された面々は、現役時代の人気&実力とも申し分なく、誰もが知るような元有名アスリートたち。浅田さんもこの中にいてもおかしくない立場でありながら、全く五輪関係の仕事に参加しませんでした。
ここまで徹底されていると、今やフィギュアスケートとは縁を切ったのかとすら感じられます。しかし、インスタグラムでは銅メダル獲得の坂本花織選手に祝福の投稿を行なっており、業界の動向を気にしている様子が見られます。
では、一体なぜここまでフィギュア関係の仕事から距離を置いているのでしょうか?
ある関係者は、「原因はさまざまありますが、浅田と日本スケート連盟は仲が悪いと言われています。スケート関連の仕事をあてがわれないのも、確執ゆえに仕事を回されないからだというのが公然の秘密だとか…。主な理由とされているのは金銭的なもの。2005年度に約6400万円だった連盟の黒字額は、浅田が15歳の天才スケーターとして登場した翌年から鰻登り。2013年度には約11億円になりましたが、浅田がその恩恵を受けることはなく、タダ働き当然に搾取されたことが許せなかったとされています」と話します。
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