過去に一部の飲食店が感染症対策料を請求したことについて特集していた情報番組『グッとラック!』(TBS系)。緊急事態宣言の時短営業要請により苦境に喘ぐ飲食店ですが、この対策には賛否の声が寄せられています!
大手居酒屋チェーンの店で、「感染症対策料」として1人30円請求されたとの報告がツイッター上で相次ぎ、話題に。
これに対し、ネット上では「実際に感染対策分はもらわないとやっていけないでしょ」「何も言わないで請求するのは納得がいかないな」といった批判や戸惑いの声があがっています。
この話題を取り上げていた同番組司会の立川志らくさんは「ちゃんと説明すれば嫌がる人はいないんじゃないですか? 自治体や会社でしっかりとルールを決めて、入店のときに説明をすればいい」「お店はサービス業だから、お客さんが不快にならないようにすることが大切なんじゃないですかね」とコメント。
また番組コメンテーター・西村博之氏は「居酒屋っていちいち何を頼んだかって覚えてなくて、ある種の信頼関係で金額が決まっていると思うんですけど、こっそり商品がひとつ増えてるともう行きたくないって思うのはわかる」と語りました。
NON STYLE・井上裕介さんは、アルコール消毒液はみな無料感覚で使っているが、それは店側が用意しているものでお金はかかっているとしつつも、「客とのコミュニケーションを取るのが大切」と意見。
放送後、ネットでは感染症対策料の請求について賛否の声が飛び交いました。
肯定的な意見として「飲食店も大変だろうから別に払ってもいいと思う」「チップ気分で払えばいいよね」といった声や、否定的な意見は「せめて入店のときに説明してもらえないと嫌だな」「国からもらえるなら客から取らなくてもいいんじゃ…」など声が。
また、飲食店には、国や自治体からコロナ対策のための補助制度があるため、「これって二重取りにならないの?」といった指摘も。
新型コロナウイルスの感染拡大で客足が遠のき、緊急事態宣言で、時短営業が求められ、経営が苦しくなっているともされる飲食店。感染症対策料をわざわざ徴収することにしたのは、こうした苦しい事情もあったのでしょう。
話題となった飲食店は社内で総合的に検討の結果、すでに『感染対策料』徴収の中止を決定しています。今後、飲食店含め一日でも早く経済が戻るよう願いたいものです。
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