新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ著しい現在、外出が制限されることもあると思いますが、最近になり、とある妊婦が隔離期間中につわりがひどいことから外に出たことで、なんと罰金刑を受けるという悲劇に見舞われてしまったようです。
隔離期間中につわりが激しく外出した妊婦
それは韓国での出来事。韓国では現在、海外からの帰国者に対し14日間の隔離が義務付けられているのですが、中国から帰国した妊婦がつわりを理由にしばらくの間外出したとのこと。女性は外出先で家族と食事をし、散歩をしたとのことですが…
しかし、この件が問題視された女性は「ウイルスを拡散させる恐れがある」という理由で起訴されることに。結局のところ、女性は自身の行いを認めたわけですが、その結果約15万円の罰金が科されることに。裁判所側は「これでも減刑した」とのことです。
外出をしてしまったのは妊婦が悪いけれど…?
確かに、隔離期間中に外出するというのは禁止されているため、妊婦の行動に関しては適切ではなかったものの、つわりが激しいという理由で少しだけ風に当たるために外に出るというくらいのことは、人だかりの多いところでなければ許容してもいいのではないか、という気もします。
ただ、彼女の場合、約2時間半もの間外出し、そこで家族と食事をしていることから、この件がまずかったのかな、といった印象。しかし、今後は同様のケースにおいて無条件隔離をさせるのではなく、一定の条件下で外出を許可してもいいのではないか、と思えますね。
まとめ
このように、つわりが理由で長時間外出した妊婦が罰金刑を宣告されるという悲劇に見舞われたのですが、やはりウイルスの感染防止を優先するべく、裁判所側も罰金刑は致し方ないと判断したのでしょう。しかし、イレギュラーな場合は今後条件下での隔離を行ってもいいのではないでしょうか。
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