スマートフォンやタブレットの異常が原因で、爆発や事故による死亡、あるいは感電死といった悲劇的なニュースがたびたび報告されています…。
このほどやはりスマホの爆発に見舞われたある夫婦の家が大炎上し、取り返しのつかない事態になったというニュースが舞い込んできました!
タイで暮らすある夫婦が、いつものようにスマホを充電した状態のまま就寝。そのまま何事もなく朝を迎えるはずでしたが、スマホがいきなり爆発!!
火災が発生し、夫妻が暮らしていた家が木造住宅だったこともあり、火は一気に家全体に燃え移りました。
夫(当時36)は妻(当時33)を連れて家から出ようと試みましたが、炎と煙がひどく、家からの脱出は極めて困難だった状況。
夫婦で力をあわせて家の外に出ようとしましたが、しばらく体調を崩しがちで体力がずいぶん弱っていた妻は思うように体が動かずうろたえているうちに熱い煙を吸い込んだとみられ、出口に到着する前に意識を失い倒れてしまったようです。
夫は何としてでも妻を助けようとぎりぎりまで家に残ったとみられますが、断念し家からひとりで脱出。しかし、すでにまっすぐ歩けない状態で、ほどなくして夫も意識を失ったようです。
救急隊が現場に向かい、妻を救出しようとするも不可能な状態で、炎上する家をまずは鎮火することに。消防隊員らは火がほぼ消えるのを待ってから妻を探しに家の内部に入りましたが、残念ながら見つかったのは丸焦げになった妻の遺体でした….。
遺体を確認したところ頭蓋骨が割れており、夫ひとりだけ脱出したことから、当初、警察は「夫が妻を殺害し家に火を放ったのではないか」とも疑ったようです。
しかし、遺体の状態を見た医師団は「高温の火に長く焼かれたせいで頭蓋骨が割れたのだろう」との見解を明かしています。病院で治療を受けている夫については「生死の境をさまよっている状態です」と発表されており、意識はまだ戻らず、極めて厳しい状態にあるといいます。
詳しい経緯を調べるためにも生き残った夫の話を聞きたいところですが、その可能性は現時点では極めて低いと言われています。
不慮の事故を防ぐ一番の方法は、‟正しい充電器を使用しているか”、‟きちんと接続できているのか”など、なるべく有名メーカーの製品やスマートフォンメーカーの認定品を使うよう心がけ、しっかり注意して充電しなければいけないとされます。
毎日利用するスマホだけに、他人事ではなさそうです。使用法には十分気を付ける必要がありますね….。