方言を使用する地域の人々にとっては、それは自身たちの標準語だと認識していることでしょう。しかしいざ上京してみると、東京の人には通じない方言が多くあると実感する方もいらっしゃるようです。そこで今回は東京では全く通じない方言をいくつかまとめてみました。
上京して通じなかった方言まとめ
うるかす
北海道では米など、何かを水に浸す場合に「うるかす」と言います。北海道ではありふれて使われている表現なので、標準語だと思い込んでいる人も多いです。
お金をこわす
名古屋では貯金を崩すことを「お金をこわす」と言います。決して罰当たりなことではないので安心してください。
顔がさす
京都では「人目につく」ことを「顔がさす」と表現します。一見普遍的に見えるこの表現ですが、東京の方にしては「?」と疑問がるでしょう。
からい
関西圏では、みそ汁やラーメンなどを「しょっぱい」ではなく「からい」と表現します。関西圏の方は意外にも「からい」を標準語だと思っている方が多いようです。
さらえる
「さらえる」という方言は複数人で鍋などを食べている時に、具剤を全部取り除いてしまうという時に使います。また、地域によっては「これ全部さらっちゃってから次(鍋に)入れようか」というような使い方もします。
ちんちこちん
名古屋では最上級に熱いことを「ちんちこちん」と言います。決して変な意味ではありませんよ!
机をつる
「机を運ぶ」という意味で「机をつる」という方言があります。これに関しても方言だと気づかない方が多いようです。
つぶれてる
「壊れている」を意味する「つぶれてる」と言います。東京では上からぐしゃっと壊れている状態を「つぶれてる」と言いますが、関西圏の場合は単に壊れている時にも頻繁に使用します。
なおす
「片づける」を意味する「なおす」は関西圏で頻繁に使われています。また、緩んだベルトを締める際にも「ベルトをなおす」と表現することができます。
ぼける
長野県では果物など、みずみずしさが無くシャキシャキ感が失われたものに対して「ぼける」と表現します。
レイコー
関西圏ではアイスコーヒーを「レイコー」と呼ぶ人が多いです。アイスコーヒー→冷コーヒー→略して「レイコー」という原理なのでしょう。