昨年、そして今年は新型コロナウイルスにより世界中が震撼し、残念ながらこの世を去ってしまった方も大勢います。最近になり、結婚26年目のダウン症同士の夫婦のうち、夫がウイルス感染により死去したことが報じられ、哀悼の声が相次いでいます。
結婚26年目のダウン症同士の夫婦に訪れた悲劇
それはイギリスでの出来事。こちらの夫婦は1995年に結婚し、現在まで26年間の夫婦生活を営んでいました。この2人には約15歳ほど年が離れているのですが、世界初のダウン症同士の夫婦です。2人は障害者教育センターで出会い、お互いに一目惚れしたとのこと。
結婚当時は障害があるという理由で周りが結婚を反対したそうですが、そんなことは偏見に過ぎない、と考えた2人は自らの意見を尊重したわけですが、そんな2人が銀婚式も無事過ぎたその矢先に思わぬ悲劇が待ち受けていました。夫が新型コロナウイルスのため1月1日に亡くなってしまったのです。
妻の母「人生において大きな壁を乗り越え誇らしい」
イギリスは現在、コロナ変異種が確認されるほど、その感染力は大きなものとなっていますが、夫も60代と高齢であったことで免疫力が弱まっていたのではないかと思われます。今回の夫の訃報に際し、妻の母親が「彼は私達の人生の中で誰も越えられない壁を乗り越えた」と、生前の夫を称えています。
また、今回の夫の訃報には現地からも哀悼の声が相次ぐこととなりましたが、おしどり夫婦までも引き離してしまう新型コロナウイルスが憎くて仕方ありませんね。天国で安らかに眠っていることを祈るばかりです。
まとめ
このように、2021年に入り世界初のダウン症夫婦に悲劇が訪れてしまいましたが、いまだ終息することのない新型コロナウイルスの恐ろしさを思い知ります。これ以上このような悲劇に見舞われないよう、世界レベルで一刻も早く終息できるよう願うばかりです。