新型コロナウイルスの感染拡大の影響で多忙を極めている宅配業者。これまでもネット通販の需要が高まるかと思うほど宅配ドライバーも苦戦していると思われますが、そんな中、そのようなドライバーの苦労を知っている方々から感謝の手紙やプレゼントが相次いでいるといいます。
新型コロナウイルス&台風の影響で多忙を増す宅配ドライバー
それは韓国での出来事。韓国では最近まで新型コロナウイルスの第2波、そして台風といったダブルパンチに遭っていました。それだけに宅配業者はさらに多忙を極めています。韓国では宅配の需要が日本よりも高く、ネット通販だけではなく、出前アプリも日本よりもはるかに普及しており、迅速に自宅に届けてくれます。
最近になり、とある宅配ドライバーに悲劇が。マンションの15階に水を配達しなければならなかったのですが、なんとエレベーターが点検中で動かなかったのです。そのため、住人に「点検が終わってから配達してもいいか」と許可を得ようとしたものの、住人がこれを拒否。ドライバーはやむを得なく階段で15階まで水を配達したのですが…
宅配ドライバーへの感謝の手紙やプレゼントが相次ぐ
さらにその後、別のマンションにも水を配達しなければならなかったドライバー。このマンションは幸いエレベーターが動いていたのですが、すでに心身ともに疲労困憊。無事に配達を終え、トラックに戻ろうとしたところ、ひとつのショッピングバッグが目につくことに。それは他でもなく、ドライバーに宛てられた手紙とプレゼントでした。
手紙には「台風にも関わらず商品を注文してしまい申し訳ありません」「ただでさえコロナで多忙を極めているのにも関わらず来てくれてありがとうございます」といった内容が綴られていたとのことで、ドライバーはそれまでの心身の疲労が「一気に吹き飛んだ」とのこと。このような配慮は韓国全土で続々と行われているといい、人間としての優しさを感じることができます。
まとめ
このように、現在特に多忙を極めている宅配ドライバーですが、韓国では現在、宅配ドライバーの過労死が増加傾向にあるなど、劣悪な環境を強いられています。それだけに、このような時期であるからこそお互い配慮しあう気持ちというのがより大切になってくるのではないでしょうか。