新型コロナウイルスの感染拡大により二次被害を受けている飲食店も少なくありません。中には風評被害という甚大な被害をこうむってしまうお店もありますが、最近になり「コロナ患者が出た」というデマを流されたとんかつ専門店が閉店を余儀なくされ、かつ建物が差し押さえられてしまうという悲劇に見舞われてしまいました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響でとんかつ専門店が風評被害に遭う
それは韓国での出来事。とあるとんかつ専門店のチェーン店がとんでもない風評被害に遭ってしまいました。韓国でもとんかつが一般的に販売されていますが、いわゆる日本のサクサクした分厚いとんかつとは異なり、薄めの肉に甘めのソースがかかっているのが主流となっています。
こちらが韓国の一般的なとんかつですが、韓国では新型コロナウイルスに感染した患者が一定期間どこにいたか各地区によりホームページ上で公開されます。そこで釜山(プサン)のとある地区で感染者が出た際、本来感染者が立ち寄っていたとんかつ専門店とはまた別のチェーン店の名前が誤表記されてしまったことで該当のチェーン店が甚大な被害を被ることに。
閉店を余儀なくされ建物が差し押さえられる悲劇…
釜山市は後に誤表記に気づき、3時間後にホームページ上で謝罪をしましたが時すでに遅し。すっかり情報を信じこんでしまっていた方により、該当のチェーン店は客足が途絶え、ついに閉店を余儀なくされました。その後もしばらくは粘っていたようですが、賃貸料を滞納してしまったことで差し押さえに遭ってしまったとのこと。
このようなとんでもない釜山市の過ちに該当のチェーン店の店長は「責任を取れ!」とご立腹のようですが、どうやら国で賠償をするのは難しいとのことで、いまだ解決には至っていないとのことです。
まとめ
このように、市のケアレスミスにより風評被害にあったとんかつ専門店が閉店になった挙げ句、差し押さえまでされてしまったことについては本当に運が悪いとしか言いようがありませんね。他人の経営を無駄にしておきながら市では何もしてくれない、というのも店長にとっては腹立たしいことでしょう。