日本の人気漫画『鬼滅の刃』に世界観やキャラクターが酷似しているとして、一部で物議を醸していた韓国の会社が制作したゲームアプリ「鬼殺の剣」が、4月29日でサービスを終了すると発表しました。
サービス開始が4月23日で、サービス終了告知が4月27日という、なかなか類のない“スピード終了”という結果となってしまったようです。
同作は韓国のゲームメーカーがAndroid向けにリリースしたスマートフォン用ゲームとなっており、純和風の世界観や「鬼狩りとなって鬼と戦う」というストーリー、さらにはイラストのタッチやキャラクターの造形などが、吾峠呼世晴さんの漫画『鬼滅の刃』に似ているとして、一部ネット上では「盗撮疑惑」が浮上するなど、批判の声が殺到していたといいます。
日本はまだサービス対象外でしたが、ストアのページを見ると、確かに「これはどう見ても……」という“疑惑のキャラクター”を多数確認することができますね。
韓国のゲーム制作会社側は当初、メディアの取材に対し「盗作ではない」と主張。しかし、今月27日になって公式コミュニティー内で「サービス終了のお知らせ」を掲載し、謝罪しました。
謝罪内容は以下のようになっています。
「当社の未熟さにより多くの方々に不快感を与えてしまい、悩んだ末、これ以上ゲームを継続することができないという結論に至りました」
「私たちのゲームを巡るさまざまな問題点について、関係者の方々にお詫び申し上げます」
などと謝罪文を掲載していました。
ゲームの名前は「鬼殺の剣」で、タイトルだけでなく主人公の姿や服装が鬼滅の刃とそっくりですね。
鬼と戦っていくストーリー展開も共通しており、こういった内容が盗撮疑惑として、韓国のインターネットメディアを中心に「盗作ではないか」「韓国の恥だ」といった指摘が相次いでいました。
企画、制作、販売、沢山の人が関わったはずなのですが、クレームが来るまで誰一人として問題があると考えなかったということは怖いですね…。
今後はモラルのある行動をとってもらいたいと思いますね!