秋になるとサイクリングに出かける方もいらっしゃると思いますが、愛媛県のサイクリングロードでなんと大量の画びょうがばらまかれ騒動になっています。このような悪質なイタズラに、サイクリングロードを管理している職員も怒りの声をあらわにしています。
サイクリングロードに大量の画びょうがまかれる
愛媛県は9月19日、瀬戸内しまなみ海道のサイクリングロード(全長約70キロ、愛媛県今治市~広島県尾道市)に大量の画びょうがばらまかれていたと発表。幸いけが人は出なかったものの、自転車計31台がパンク被害を受けるという事態に。
サイクリングロードを管理する今治土木事務所によると、9月18日の午後3時半以降、今治市の自転車レンタル店2店にパンク被害の情報が相次いで寄せられたといいます。
ばらまかれた画びょうの数は〇〇個!?
9月19日に土木事務所の職員と県警で現場検証を行った結果、今治市の来島海峡大橋―大三島橋間(約30キロ)の計5か所で画びょうがばらまかれていたそうです。さらに、針が上を向いた状態で地面に固定するためか、画びょうの頭の部分には、いずれも液状の接着剤のようなものが付着していたというかなり悪質なものであることが分かりました。
サイクリングロード管理者も激怒!
県が回収した画びょうはなんと150個。しかし、サイクリストも現場検証前に撤去しているため、その前からかなりの数が撒かれていた可能性もあるとのことです。県はSNSなどを通じてサイクリストに注意喚起しているほか、パトロールを強化するとのことです。
しまなみ海道は瀬戸内海の6島を7本の橋で結んでいます。サイクリングロードは日本初の海峡を横断する自転車道で、自転車マニアであればまず知らない人はいない場所であるだけに「聖地を汚された」として、サイクリングロードを管理している県の職員も怒りをあらわにしています。
今回は幸いけが人はいなかったものの、現場でタイヤがパンクしてしまい、その場所から約1時間半から2時間かけて自転車を押して戻ったサイクリストや、万が一サイクリストが転倒などしてしまったら…その悪質さに「犯人を捕まえてほしい」という声が高まっています。








