新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収束しない中、いまだマスクは必需品といえるでしょう。しかし、外でマスクをしていない人を必要以上に攻撃してはいけませんよね。最近になり、とある地下鉄でマスクをしていない60代の老人を、はるかに上の世代である70~80代が暴行を加えたというニュースに衝撃が走っています。
地下鉄でマスクをしていない60代の老人に対し…?
それは韓国での出来事。7月13日、ソウルの地下鉄でマスクをしていない60代の男性に対し、70代と80代の男性が暴行を加えたとし、警察の取り調べを受けているとのことです。この日の午後7時ごろ、マスクをしないまま地下鉄の中で電話をしている男性に70代と80代の男性が注意をしたところ、これを聞かなかったことで暴行をはたらいたとのこと。
暴行を受けた60代の男性はその場に倒れ込んでしまったものの、目立った外傷はないとのこと。警察は加害者である70代と80代の男性の取り調べを終えた後、自宅に帰したとのことですが、マスクをしていなかった男性に対しては今後はマスクをするよう厳重注意をしたとのことです。
「マスク警察」たちの暴走がやまない件
このような「マスク警察」たちの暴走は日本だけではなく、韓国にも存在しているようですが、韓国では現在、バスに乗る際にマスクをしていない乗客がいた際、運転手は乗車拒否することができます。しかし、地下鉄は自動改札ゲートを通るため、駅員も全ての乗客に気を払うことができないのでしょう。
特に高齢者となるとウイルスの予防を徹底する必要がありますので、マスクをしていない乗客に対しピリピリしてしまうのも分かりますが、注意を聞かなかったからといって暴行を働くのはれっきとした犯罪行為。もう少し他のやり方が無かったのかな、と思わざるをえませんね。
まとめ
今回のケースは、マスクをしていなかった男性も60代と高齢で、暴行を加えた男性がさらに上の世代である70~80代ということで驚きを隠せませんが、よくそんな元気があるな、と思うのはさておき、マスクをしていない方に対する必要以上の攻撃はしないのが懸命ですね。