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【お医者さんに聞いた】子宮筋腫で起きる6つの症状と3種の治療法


子宮筋腫

写真:Google Image Search

子宮筋腫は40歳以上の女性の4人に1人がかかるといわれています。

子宮筋腫は良性の腫瘍なので命に別状はありません。

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しかし、子宮筋腫にかかると様々な症状がでます。

ひどい痛みに悩む人も多いようです。

子宮筋腫の痛みに耐えられず、手術を決意する人もいるほどです。

今回は、子宮筋腫による症状について詳しく紹介します。

 

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子宮筋腫とは?

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子宮筋腫とは、子宮の中にできる良性の腫瘍のことです。

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良性なので命に別状はなく、悪性のように転移の心配もありません。

子宮筋腫になった場合は定期的な診断を受けるだけで大丈夫です。

女性特有の病気のうちでも患者の数が最も多いとされています。

冒頭でも書いたと通り、40歳以上の女性の4人に1人がかかるものです。

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30~40代の女性に最も多く、約30%の人が子宮筋腫になっています。

 

子宮筋腫の種類

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子宮筋腫には種類があります。

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発症する場所によって大きく3つに分けられています。

① 筋層内筋腫

子宮の筋肉の中にできる子宮筋腫で、最も多く見られるタイプです。

全体の約60%を占めると言われています。

筋腫の大きさはさまざまで、握りこぶし大くらいのものもあれば、大豆くらいのものや、鶏の卵くらいのものもあります。

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② 漿膜下(しょうまくか)筋腫

子宮の表面にできる筋腫で、子宮筋腫全体の約30%を占めるといわれています。

子宮の外側に向かって成長するが特徴です。

③粘膜下筋腫

子宮内膜のすぐ下にできる筋腫です。

発症頻度は10%と低いですが、一番症状が出やすいタイプです。

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小さなものでも過多月経や不妊などの原因となる場合があります。

子宮筋腫が子宮口から膣へ飛びだした筋腫分娩という症状も引き起こします。

このような状態になると、月経でないときでも出血が続き、ときには出血が大量となり輸血が必要となる場合もあります。

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子宮筋腫の症状

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1.過多月経

最も一般的な症状です。
月経中の出血量が多い、10日以上続く、レバーの様な血のかたまりがたくさん出るなどです。
出血量が多くなるので、貧血になりやすくなります。

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2.下腹部痛や腰痛

筋腫の場所によって、腹痛や腰痛を引き起こします。

痛みの程度は、陣痛のような激しい痛みからにぶい痛みなどさまざまです。

月経中以外の時期にも痛みが出る場合もあります。

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3.おりもの

粘膜下筋腫により、子宮内膜にただれができることがあります。

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そこからサラサラした分泌物が排出され、水っぽいおりものが増えます。

ただし、サラサラした水のようなおりものが大量に出る病気は子宮頸がん、子宮体がんなどの可能性もあります。

4.月経困難症

月経時に下腹部痛、腰痛、発熱、頭痛、吐き気などの症状が出ます。

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日常生活に差し支えるほど症状が強い人もおり、こういった場合は治療が必要です。

5.性交痛

性交時に子宮が動かされて痛みが出ます。

子宮筋腫はどんどん大きくなるので、放置すればするほど痛みが増します。

6.頻尿、尿失禁、尿閉

子宮筋腫が膀胱を圧迫することで、頻尿になることがあります。

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尿道が引っ張られるように圧迫されると、尿失禁や、尿が出ない尿閉になる場合もあります。

7.便秘

子宮筋腫が直腸を圧迫することで、便秘になることがあります。

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8.下腹部のしこり

子宮筋腫が大きくなると、下腹部に固いしこりが分かることがあります。

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触って分かる場合は、子宮全体が赤ちゃんの頭くらいの大きさになっていると考えられます。

9.不妊

粘膜下筋腫や筋層内筋腫によって、子宮の内膜がでこぼこに変形します。

すると、せっかく精子と卵子が出会って受精しても受精卵が着床しにくくなります。

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また、うまく着床しても流産しやすくなります。

子宮筋腫の治療法

子宮筋腫になったからといって、子宮を取り除かなければいけないわけではありません。

悪性の腫瘍ではないので、子宮をそのまま残すという保存的治療もあります。

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子宮筋腫1.経過観察

腫瘍が小さくて自覚症状がない場合や、症状が軽くて日常生活に支障がない場合、閉経が近い人、妊娠中の人などは、経過観察という方法をとります。

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いつ状況が変わるか分からないので、定期的な検診をうけ、筋腫の状態を把握しておくことが大切です。

2.薬物療法

過多月経、月経困難症、腹部の張りや痛みといった自覚症状がある場合は薬物治療が必要です。

また経過観察の結果、子宮筋腫が大きくなると予測されるときや、子宮内膜症、子宮腺筋症との合併症が考えられる場合も、薬物療法の対象となります。

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ホルモン剤を用いて一時的に月経を止めることで筋腫を小さくする方法や、鎮痛剤で痛みを抑えたり、増血薬を用いて貧血を改善したりします。

3.手術

日常生活が送れないほどの症状があったり、筋腫が大きくなりすぎたり、短期間で急速に大きくなっている場合には筋腫を取り除く手術をします。

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また、筋腫が大きくなくても、過多月経による貧血、不正出血、筋腫が不妊や流産の原因と考えられる場合は手術を受けたほうがよいようです。

・妊娠を希望する場合は?
今後妊娠を希望している場合は、筋腫だけを取り除く「子宮筋腫核出術」を行います。

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目に見える筋腫だけを取るので、見えない筋腫が成長し、再発することもあります。

・妊娠を希望しない場合は?
妊娠を希望しない場合は、「子宮全摘出術」という方法をとります。

先ほど話したように40歳以上の女性に多く見られます。

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患者さんの多くがこれ以上の妊娠を希望されないので、「子宮全摘出術」を受ける人が多いです。

子宮筋腫まとめ

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女性特有の病気は、命の不安もありますが、妊娠に関しても気になる女性が多いでしょう。

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子宮筋腫は良性の腫瘍なので、命の心配はいりません。

しかし、生理や妊娠などに影響を与えるので、専門医と相談して治療しましょう。

また放置すると症状が悪化し、日常生活が送れないほどの痛みを伴う場合があります。

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少しでも違和感を感じた場合には、病院で診断を受けるようにしましょう。