我が子が成長することは、親として喜ばしいもの。
小さい子供ながら、できることが増えていくと誰よりも褒めてあげたくなるものですよね。
1月に、5歳の子供が1人で買い物へ行く途中、車にはねられて死亡する事故が発生しました。
痛ましい内容に、ネット上からもショックの声が多く上がっています。
5歳の子供がはねられる事故
1月、兵庫県西宮市の県道で、横断歩道を渡っていた男児(5)が車にはねられて死亡する事故がありました。
西宮署は、車を運転していたパートの女性(66)を過失運転致傷の容疑で現行犯逮捕しています。
男の子は近所の店へアイスクリームを買いに行く途中であり、横断歩道を渡る際には左右を確認していたとの目撃情報もあったとのこと。
女性は容疑を認めており「気づいたときには目の前にいた。ブレーキが間に合わなかった」などと供述していました。
現場はどのような場所?
事故が起きた現場は、信号機はないが、道路はまっすぐで見通しはよい場所でした。
発生時刻はちょうど日没のころ。横断歩道の白線は薄れて見えにくかったようです。
70代女性は「いつも車は止まってくれない」「横断歩道は見えにくいし、信号があれば安全に渡れるのに」嘆いていました。
県警、16日間で違反1668件摘発
道交法38条は、横断歩道を渡っていたり、渡ろうとしていたりする歩行者らがいるとき、車両は直前で一時停止をしなければならないと定めています。
県警は事故を受け、1月16~31日、信号機のない横断歩道に警察官を派遣。県内全域で取り締まりにあたりました。
その結果、38条違反で1668件を摘発。わずか16日間で、昨年1年間の摘発数3893件の4割以上にのぼっています。地域別では、阪神576件▽神戸420件▽西播181件▽東播141件▽淡路45件▽但馬24件でした。
全国的に見てもドライバーによる横断歩道でのルールが守られていません。
日本自動車連盟(JAF)が昨年8月15日から1カ月間、全国94カ所の信号機のない横断歩道で実地調査をしたところ、歩行者が渡ろうとしているときに一時停止した車は1万251台のうち、8・5%の867台だけだったそうです。
親の責任を問う声も
子供をはねた女性に責任があるとの前提の中で「5歳の子供を1人でおつかいに行かせるべきではない」との指摘も。
事故当時の夕方5時は薄暗く、子供が1人で買い物に行くには危険と判断する人も多くいました。
・もちろん1番に責められるべきは運転手だけど、この時間に5歳児を1人で出かけさせたのはどうなの? って事なんだと思う
・親は自立心をと思ったのか分からないけど、暗い危険な時間に買い物に行かなければならなかった子供がかわいそうだと思う
・同じく5歳の子供をもつ親として、過保護と呼ばれても良いから子供は1人で出掛けさせないようにしたいと思った
・昼間ならともかく、薄暗い夕方に1人で買い物に行かせるなんて考えられない
『はじめてのおつかい』は悪影響?
意見の中には『はじめてのおつかい』(日本テレビ系)の悪影響ではないか、との声もみられるなど物議を醸しています。
子供に自立をうながす行為も立派ですが、危険がつきまとう可能性があるならば親が監督する責任があるとの意見もあがりました。
『はじめてのおつかい』は、大人が手助けしないものの、近くで見守っている状態です。
小さな子が道路を横断するのは、とても危険だと思いますが・・・。
まとめ
あなたは、今回の事件についてどう考えるでしょうか。
また、あなた自身やあなたのお子さんは、何歳の頃から一人で外出を始めましたか?