26階のマンションから飛び降りた6歳の少女が奇跡的に生き残りました。 どういうことなのでしょうか。
中国のSNSで衝撃的な防犯カメラの映像が話題となりました。 この映像は重慶市南西部にある住宅街で撮影されたものです。
当時、少女は家に一人だったとのことです。親たちの証言によれば、”外出前に少女を寝かしつけ、眠っていることを確認してから出掛けた”とのことでした。
しかし、子供は途中で目が覚めてしまいます。 家に自分しかいないことに気がつき、退屈だと感じた少女は家のあちこちを歩き回ったそうです。
そのうち、少女は外の景色がとても気になり、窓に近づいていきます。普段は、”窓から顔を出してはいけない”と親に注意されているのではないでしょうか。 そのせいなのか不幸にも、彼女は自分が住んでいる家の高さが26階ということを知らなかったようなのです。
少女は顔を窓から出した途端に勢いよく落ちていきます。
映像を見ると、少女の体が回転しながら26階の高さ(約80メートル)から落ちていくのが確認できます。
しかし少女は奇跡的に助かりました。 マンションの真下には、自転車とバイクを止めておく置き場があったため、雨除けのプラスチック製の屋根が建ててあり、少女はその屋根の上に奇跡的に落ちたようなのです。
屋根の上に落ちた少女は、そのプラステック製の屋根を突き破って落下し、屋根がクッションの役割をしたことにより、落下速度を大幅に緩めながら衝撃をも吸収したとして見られています。
さらに少女が落ちた場所に自転車などはなく、プラスチック製の屋根を突き破ってからは、地上に横たわる少女の体の上に、幅数十センチ、長さ2メートルかそれ以上のプラスチック製の屋根板がかぶさっています。
監視カメラで撮影したとみられる映像によると、女児はそのプラスティック製の板を押しのけて立ち上がります。
少女は26階から落ちたにも関わらず、その断熱材のおかげで奇跡的に助かったのです。 そして少女は、なんともないような足ぶりで防犯カメラを横切る姿が確認できます。
その後、目撃者の証言によれば、少女が落ちたのを見ていた他の目撃者が少女を慌てて病院に連れて行ったそうですが、 右腕に骨折がある以外にはどこにも異常はなく、とても健康だということです。
中国の都市部には高層マンションが多く、子どもの転落事故が頻繁に発生しているとのことです。さらに、転落事故の原因に一番多くみられるのが、親が子どもを寝かしつけてから外出していることだそうです。
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