前代未聞のインパクトを私たちにもたらし、大きな爪痕を残して過ぎ去っていった2020年。
とにかくどこを向いてもコロナの話題しかなく、コロナで始まりコロナで終わるという悲劇の年で、テレビやラジオ、演劇や映画などのエンタメ産業も大きな影響を受けた1年となりました。
そんな1年がとりあえず節目を迎える今だからこそ、コロナ以上の衝撃ニュースで業界を騒がせた人たちを紹介したいと思います。
まずは、女優の竹内結子さんが亡くなったこと。竹内結子さんは今年9月27日午前2時ごろ、東京 渋谷区の自宅マンションの部屋でぐったりしているのを家族が見つけたということで、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警視庁は現場の様子などから自殺だということで、第2子の子供をうんだばかりだということもあり、世間に大きな衝撃を与えました。
また、俳優の三浦春馬さんの件も同じく世間に大きな衝撃を与えました。三浦さんは今年7月18日、東京・港区の自宅で首を吊っているのが見つかり、搬送された病院で死亡が確認。死因は自殺とみられると発表されました。
悲しみはもちろんのこと、三浦さんのファンにとっては「何が何だか分からない」というのが本音だったといいます。決まっていたドラマや映画などを見たファン、そして関係者やスタッフからも悲しみの声があがり、いまだに死を信じられないという声も上がっています。
そして、やはりコロナ禍で最も世間にショックを与えたのは、お笑いタレントの志村けんさんの死去。
芸能関係者らも志村さんの死をまだ現実のこととして受け止めることができない人も多いようです。志村さんが亡くなって以降も、テレビでは志村さんが映っている姿が見られましたし、コロナ禍の中で葬儀もできず、多くのファンらによるお別れ会などもできず…
志村さんの件で多くの人がショックを受けてコロナを本気で怖がるようになったのも事実で、それまでは他人事だったコロナに当事者意識を持つようになったキッカケにもなったはずだといいます。
志村さんに続いて、女優の岡江久美子さんなどほかにもコロナの犠牲になった芸能人は数多く、ショックを与えた1年になりました。
緊急事態宣言が発令され、今まで当たり前だったことが当たり前じゃなくなった2020年。
またテレビ業界も宣言が出た途端にすべての収録スケジュールが白紙になり、放送も再放送や総集編で乗り切ることになり、局内は各所への連絡や権利関係の確認などで大パニックになったといいます。やはりエンターテインメント業界にとっても2020年はコロナ一色となったようですね。
2021年はコロナも落ち着き、私たちが安心して平和に暮らせる時期がやってくることを祈るばかりです。