7月18日の午前中に起こった「京都アニメーション」放火殺人事件。最近になり、被害者が事件当時に在席したフロアが明らかになりました。最も被害を被ったのは3階にいたスタッフたちで20人が亡くなり、上の階にいた人ほど被害が大きかったとのことです。
京アニ放火殺人事件で3階が最も被害が大きかったことが判明
7月18日午前10時半ごろ、「京都アニメーション」で第1スタジオが放火され、男女35人が死亡、30人以上が重軽傷を負った事件で、京都府警捜査本部は8月14日に被害者が事件当時に在席したフロアを明らかにしました。
府警の説明では、犠牲になった人が最も多かったのは3階で、27人のうち7割を超える20人が亡くなりました。2階は32人のうち11人で、1階は11人のうち4人が犠牲に。3階にいて助かった人の大半は、2階に降り、ベランダから飛び降りるなどしたそうです。
放火による死傷者は計69人に
また、負傷者が新たに1人増えて34人になり、死傷者は計69人になりました。被害のあった第1スタジオには当時、20~61歳の従業員計70人が在席していましたが、無傷で助かったのは1人のみ。亡くなられた35人の死因は焼死22人、一酸化炭素中毒5人、窒息死5人、全身やけど2人、不詳1人で、重軽傷者34人のうち、8人が入院中で、うち4人は重体だそうです。
また、今回多くの罪のない命を奪った青葉真司容疑者(41)の動機として「小説を盗まれたから火を付けた」と供述。その後、青葉容疑者と同姓同名の人物が過去に京アニに小説作品を応募し、1次選考で落選していたことが判明していることで、これに対する腹いせで放火を試みたのではないか?といわれています。