何事にも干渉しながら勉強をさせる親に我慢できずに極端な選択をした大学生がいます。
中国メディアの中国プレスは、当時20歳の大学生が14階のアパートから飛び降りた事件が発生したと報道しました。
報道によると、マレーシアのセレンバン（Seremban）地区に住む大学生のリン（Lin、当時20）は高校時代からの成績が優れた優等生でした。
子供たちを教える教師が夢だったリン。自分の夢を叶えるために毎日学業に熱中していました。
成績が優れるほど親の期待も大きかったのです。
リンはマレーシア教育修了試験（SPM）でも最高点を得て教育学科に進学した時から両親の期待は欲心へ変わってしまいました。
その時からリンの両親はGPSで娘の位置まで追跡しながら何事にも干渉し始めました。
リンが学校以外の他の場所に行けば、すぐに電話が来て「どこにいるのか？勉強しないのか」と非難するのが日常でした。
親の過度の干渉でリンは深刻なストレスやうつ病に苦しめられていました。
そんな中、最終的にリンは極端な選択をしてしまいました。
事件の直前にリンの両親がGPSで確認してみるとリンは近くのアパートにいました。怪しい気配を感じた両親はリンに電話して「なぜそこにいるのか」と尋ねました。
これにリンは「友達の家にしばらくきただけ。友達と一緒にいる」と嘘をついて、14階から飛び降りてしまいました。
調査に乗り出した地元警察は現場でリンの遺書を発見しました。遺書には、このように書かれていました。
「もしも私が生きていたら、治療はしないでください。」
それとともに、必要な人のために正常な臓器を提供したい、親には自分自身を忘れて穏やかな余生を生きてほしいとの言葉までありました。
親の過剰な欲心が娘を窮地に追い込んだ悲劇だったのです。
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