兵庫県伊丹市役所を今月、市内に住む高齢男性が訪れ、子育て支援課の窓口にポリ袋を置きみました。なんと、中身は帯が付いたままの現金計1千万円。
自身には子供がいない男性が、「地域の子供たちに何かできることはないか」と考えた結果、市役所に1000万円を寄付したとのことです。突然の寄付に市側は驚きながらも「大切に使いたい」と26日に感謝状を贈る予定を発表しています。ネット上でも大きな話題になっています。
男性は伊丹市の理容師、古田喜久治さん(79)。21日午前10時ごろ、1人でふらりと同課を訪れ、窓口のカウンターにトートバッグから取り出したスーパーのレジ袋を無造作に置いたといいます。口の職員は最初、中身が分からなかったが、半透明の袋から札束が透けてみえると「大変や」と驚愕。
職員らは気持ちを落ち着かせながら寄付金の用途を聞くと、「就学前の子供のために使ってほしい」と伝えられたということです。子供好きの古田さんだが、自身は独身で子供がいない。昨今の少子化を憂慮し、「子供を産み育てやすい環境をつくるため、自分に何かできることはないだろうか」と以前から考えていたといいます。
そして今回、中学卒業から約65年間の理容師人生でためた金を寄付することに決めたといい、子だくさんな家庭が当たり前だった自身の子供時代を振り返り、「伊丹が一人でも多くの子供の声が響く街になってほしい」と願っていると公言したといいます。素晴らしい出来事に思わず感動してしまいますね…。ネット上ではこんな声があがっていました。
「感動して、泣きそうになった。今の時代にこれを言ってくださる方は本当に貴重です」
「本当にありがとうございます。 これからの人生を幸せに生きてください」
「こういう記事を見る度に、お金とは何なのだろうと思わされる。 お金が原動力となる犯罪は、おそらく世の中で一番多く、沢山の人を不幸にしてきたはず。」
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