手術室で特別な任務を任されて獣医師を助ける猫の看護師が話題となっている。
先月3日(現地時間) オンラインメディアにて、米国コロラド州に位置した動物病院のマスコット猫、ロン(Ron)が紹介された。
捨て猫だったロンは、新しい飼い主に出会うまでノースフィールド動物病院(Northfield Veterinary Hospital)でしばらく飼われることになった。
人懐っこいロンは、いつの間にか病院を訪れる客を快く迎えるようになり、どんな動物とも親しくするマスコットになった。
特にロンは痛がっている動物を見てはそばで温かく見守ってあげるのだ。
麻酔で眠ってしまった動物に自身の体温を分けてあげて、動物たちが手術を無事終えられるように見守ってあげるそうだ。
ロンのおかげで動物たちは無事に手術を終え、しっかり回復して退院する。
獣医師のシェリー・サンデル(Shelly Sandel)は、「ロンは本当にいい子で、怖がることなく自分から歩み寄る」とし、「手術中にはいつも動物たちのそばで見守りながら、最後までその場を離れることはない」と言った。
3か月間、病院での一時保護を終え、ついに新しい家族のもとに旅立つロン。捨て猫だったロンは久しぶりに新しい飼い主のもとで過ごすことになるだろう。
シェリーは「子供と犬がいる家に迎えられる予定です。ロンはみんなから愛されると思うので嬉しいです」と、別れを少し惜しんだ。